私は以前、足の踏み場もないほどのゴミ屋敷に住んでいました。ある夏の日の午後、エアコンから「ガガガ」という異音がした直後、温い風しか出なくなりました。パニックになった私は、慌ててネットで見つけた格安のエアコン修理業者に電話しました。状況を伏せたまま依頼し、数時間後にやってきた作業員の方は、玄関を開けた瞬間に絶句しました。そして「申し訳ありませんが、この状況では作業スペースが確保できないため、お引き受けできません」と、足早に帰っていかれました。その時の拒絶された感覚は、今でも鮮明に覚えています。まるで自分の人間性そのものを否定されたような、深い屈辱と悲しみでした。しかし、その夜の暑さは残酷でした。一晩中、汗だくになりながら暗い部屋で考えました。「このままでは死んでしまう、でも誰も助けてくれない、それは自分がこの環境を作ったからだ」と。翌朝、私は別の業者を探すのではなく、まずはゴミ屋敷清掃の専門業者に震える手で電話をかけました。事情を話すと、電話口の担当者の方は「エアコン修理のためですね、よくあることですよ。まずはそこを重点的にやりましょう」と、驚くほど明るく言ってくれました。その言葉に救われ、私は数日間かけて、エアコンの周りと通路を片付けてもらいました。その後、改めて紹介された修理業者の方は、手際よく基板の交換をしてくれ、ついに部屋に冷気が戻ってきました。エアコンが直った後、作業員の方が「これで今夜はゆっくり眠れますね」と言ってくれた時、涙が止まりませんでした。あの日、一度断られたことは私にとって大きなショックでしたが、同時に「もう限界だ」と自分に言い聞かせるきっかけにもなりました。現在、私の部屋にゴミの山はありません。エアコンが故障するというトラブルがなければ、私は今でもあの不衛生な部屋で、自分を呪いながら過ごしていたはずです。どん底まで落ちた時、エアコンの修理が私の人生を救い出す「魔法の杖」になってくれたのです。