最近、自分の部屋の廊下に未開封の段ボールが積み上がっているのを見て、言いようのない不安に襲われることがあります。私は自他共に認めるゴミ屋敷予備軍の一人かもしれません。仕事から帰ると疲れ果てて、何かを片付ける気力など一ミリも残っていない。そんな私が唯一、手軽に得られる快楽がオンラインショッピングです。スマートフォンの画面をタップするだけで、翌日には新しい商品が届く。届いた瞬間は確かに満たされた気分になりますが、その高揚感は箱を開けるまでのわずかな時間しか持続しません。気がつけば、中身を確認することすら億劫になり、段ボールはそのまま部屋の隅へと追いやられます。これが繰り返されることで、私の生活空間は侵食されていきました。ゴミ屋敷予備軍の生活は、最初から不衛生なわけではありません。むしろ、最初は新しい物に囲まれた豊かな生活を目指していたはずなのです。しかし、物の流入量が排出量を圧倒的に上回るようになった時、バランスは崩壊しました。捨てることができない理由は、未来の自分への過剰な期待です。いつか着るかもしれない服、いつか使うかもしれないキッチンツール、これらを捨てることは、理想の自分を諦めることのように感じてしまうのです。しかし現実は、山積みの箱を避けて歩く不自由な毎日です。ゴミ屋敷予備軍であることを自覚しながらも、どこから手をつけていいか分からない絶望感は、日を追うごとに強まっていきます。視界に入る情報の多さが脳をさらに疲れさせ、休まらない自宅でストレスを溜め、また買い物で発散するという悪循環。私の部屋は、私の心の混迷そのものを映し出しています。もし今、同じように未開封の箱に囲まれて途方に暮れている人がいるなら、伝えたいことがあります。それは、あなたが手に入れたかったのは物ではなく、心の平穏だったはずだということです。段ボールの山は、あなたが無理をして頑張りすぎている証拠でもあります。予備軍という自覚を持った今こそ、新しい物を買う指を止め、一つだけ箱を開けて中身を整理する勇気を持つべき時なのかもしれません。ゴミ屋敷への坂道を転げ落ちる前に、自分を苦しめている執着の正体を見つめ直すことが、自分自身を救い出す唯一の道であると、今ようやく気づき始めています。